2022年1月末に我が家の愛猫はなちゃんの元気が突然無くなり、異常を感じて病院へ連れて行ってから早や1か月。長い入院生活を経て退院し、やっと落ち着いてきたのでこの怒涛の、しかし不安と心配でいっぱいだった1か月を振り返ってみます。妻と力を合わせて乗り越えた、涙あり笑いありの1か月でした。
結局今回は3つの医療機関にお世話になりました。どの病院の先生・スタッフの方々にも親切にして頂き感謝でいっぱいです。この一連の記事を読んで、少しでも同じような病気・状態の方の助けになればと思っています。
今回ははなちゃん闘病記プロローグ編です。いつもの愛猫との日常生活が、ある時一変します。そんな闘病の始まりを妻とのトーク履歴も踏まえ、ありのままに綴りました。
目次
はなちゃんの自己紹介
- 猫種 アメリカンショートヘア
- 性別 ♀
- 年齢 10歳
- 基礎疾患 慢性腎臓病(疑い)、未避妊
- 家族歴 兄猫(たろちゃん)が6歳の時に急性腎臓病で死去
- お気に入りの場所 寝室の布団の上、キャットタワーの上、もふもふのブランケットの上
はじまり
1/25(火)19時頃。
帰宅した私はいつものように愛猫はなちゃんの熱烈歓迎を受けました。zoomでの勉強会の予定があった私は、足にまとわりついてくるはなちゃんを蹴らないよう注意しながら準備をしていました。ある程度準備ができたら、はなちゃんを呼んで毎日恒例の顎擦りタイムを過ごし、勉強会の時間を迎えました。
顎擦りタイムとは我が家の毎日の定番イベントです。帰宅した私の膝の上で、私が持っているスマートフォンの「カドの無い角」にはなちゃんが夢中で顎を擦りつける時間の事を指します。この顎擦りタイムのおかげで私のスマホケースはいつも顎を擦るところからボロボロになっていきます。
21時頃。
zoomの勉強会も終わり台所にいた私は、はなちゃんがいつもと違う”妙な”鳴き声で一声鳴いた後、トイレに入っていくのを横目で見ていました。トイレから変な音が聞こえてきたのはその数秒後。出てきたはなちゃんはいそいそとソファの下に入っていきました。トイレを確認するとなにやら吐いた様子。うんちもしていた様で、どちらが先か分かりませんでした。ソファの下のはなちゃんはしょんぼりしています。
その後妻も帰宅しましたが、はなちゃんはなんだかしょんぼりした様子のまま。試しに妻がおやつをあげてみても、一応来ますがテンション低め。いつもは尻尾がピーンと立ち、ニャーニャー言いながら大興奮なのですが明らかに様子が違います。ソファの下の他、普段あまりいないところでうずくまっているはなちゃん。
夜外出する予定があった私は、外出先から妻にはなちゃんの様子を聞いてみることに。
まだこの時は心配はしているものの、そこまで深刻な状況ではないと思っていることがこのトーク履歴からも伺えます。
その日は「げろって落ち込んじゃったのかねー」なんて話をして寝ることにしました。ちなみに寝る時はいつも勢いよく寝室に来て布団の上で丸くなるのですが、この日は静かに来て静かに丸くなっていました。
やっぱりおかしい
1/26(水)7時頃。
いつもは私達が起床するよりも早くぐーぐー喉を鳴らしながら起こしに来るのですが、布団の上で丸まったまま。しょんぼりした感じは前日と変わりません。ごはんは前夜からほぼ一口も食べた痕跡がありません。水も飲んでないみたいだし…。この日私は午前中仕事で昼過ぎには帰宅予定だったので、帰宅してもしょんぼりしたままなら、かかりつけの動物病院に連れて行こうかーなんて妻と話しながら家を出ました。
13時頃。
帰宅した私は早速はなちゃんの様子を伺うも、やはり元気が無い感じ。トイレにはおしっこ玉があったのでおしっこが出てないわけではなさそう。ただ、おしっこ玉はトイレの入り口付近にあり、一部的を外したおしっこがトイレの外に漏れていました。これを見て私は嫌な予感を感じずにはいられず、午後の動物病院の診察開始を目掛けてはなちゃんを連れて行くことを決めました。
嫌な予感とは…
4年前、兄猫のたろちゃんが体調を崩した時も同じようにトイレの縁におしっこをしていたのです。その時は食欲も無くなり、急速に毛艶が悪くなり体重も減少していきました。当時は異変に気付いてあげるのが遅くなってしまったという反省がありました。
職場で昼休みの妻とも連絡を取り合い、はなちゃんの現状と病院に連れて行く旨を伝えて、私ははなちゃんをそっとしつつ、できるだけはなちゃんのそばにいるようにしました。
かかりつけへ
かかりつけの動物病院(発寒動物病院)で診察・検査してもらうと、予想もしない事態が…
はなちゃん闘病記②~緊急事態発覚編~に続きます!