私事ですが、2022年10月1日～10日の日程で新婚旅行（パリ・ミラノ）行ってきました。私は一昨年前に妻と結婚したのですが、新型コロナウィルス感染症の流行により新婚旅行がずっと延期になっていました。ここ最近になってやっと流行も下火になり、行くなら今だとばかりに日本を飛び出してきました。
今回はツアーでは無く全てフリーで行ってきました。理由はツアーがなかなか見当たらなかったことや、コロナ禍・コロナ後のリアルな現地事情を知りたかったことが挙げられます。また、スケジュールに縛られずに好きなように動けるというのもありました。
前泊も含めて8泊10日と余裕を持った旅程のはずが、フリーゆえの欲張り過密スケジュールで、振り返ってみれば意外と弾丸旅行でした。旅行会社を利用したツアーで無く、全てフリーで行ってきましたので参考にして頂ければ嬉しいです。
今回は私達の住んでいる札幌から羽田空港第3ターミナル直結の「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」に前泊し、羽田空港を出国するまでをお送りします。旅行にはトラブルがつきものですが、更に慣れない海外旅行で無事に帰って来れるのか！？パリ旅行記第一弾をお楽しみください。
目次
旅程紹介
新婚旅行の候補地として、ハワイか西ヨーロッパが挙がっていました。夫婦二人とも、ハワイは行ったことがありましたがヨーロッパは行ったことがありませんでした。今回パリ・ミラノを目的地とした理由は2あって、せっかくなので行ったことが無い所にしよう！というのが1つ。そして「本場のクロワッサンを食べたい」（妻）、「本場のピザを食べたい」（私）という、歴史ある街に行くのに歴史そっちのけな理由がもう1つでした。
私達は札幌に住んでいるので、海外旅行に行こうとすると成田空港・羽田空港・関西国際空港などを出国する際の空港として利用すると思います。日本ーパリ便は様々な航空会社の飛行機が就航しています。今回は新婚旅行という事で直行便を第一条件に調べたところ、JALが直行便を就航させていることが分かり、即決しました。
大まかな旅程は以下の通りです。
- 10月1日(土) 新千歳ー羽田 ANA
ザ ロイヤルパークホテル東京羽田 泊（～10月2日） - 10月2日(日) 羽田ーパリ JAL
Hotel Louvre Piemont 泊（～10月5日）※リンク先は英語です - 10月5日(水) パリーミラノ Air France
Hotel Manzoni泊（～10月9日） - 10月9日(土) ミラノーパリ Air France → パリー羽田 JAL → 羽田ー新千歳 ANA
荷造りに追われる当日朝
10月1日朝
この日は朝から私も妻も追われていました。そう、荷造りに…。夫婦二人して追い込まれないと動けないタイプの人間で、出発する日だというのに片っ端から衣類圧縮袋の脱気に勤しんでいたのです。
飛行機は21:25の便ですが、その前にミッションがあります。それは、我が家の愛猫「はなちゃん」を母に預けるというミッションです。同じ市内にある祖母の家（祖母は入院中）で、約10日間はなちゃんを預かってもらうのです。はなちゃんはもともと祖母の家に長年住んでいたので、勝手知ったる…とは思われますが、預けてすぐ旅立つのも心配なので数時間様子を見てから出発することになっています。
荷造りを邪魔するはなちゃんの様子はこちら → 今週のはなちゃん（2022年10月2日）
祖母の家でのはなちゃんの様子はこちら → 今週のはなちゃん（2022年10月9日）
という訳で大急ぎで荷物をまとめ、なんとか予定の時間に自宅を出発することができました。はなちゃんの様子も落ち着いているようで安心して出発です！
札幌から羽田へ
10月1日23時過ぎ
予定通り新千歳空港を出発し、無事羽田空港に着いた私達は、預けたスーツケースを受け取り羽田空港第2ターミナルから羽田空港第3ターミナルへと移動します。ターミナル間の移動は無料のシャトルバスが15分間隔で運行しているので、こちらを利用しました。
羽田空港第3ターミナルでシャトルバスを降りた私達は、空港直結の「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」へと向かいます。このホテル、出国ロビーに直結しているのでアクセスは抜群なのですが、行ったことがないと入り口がちょっと分かりづらいかもしれません。
これ、どこが入り口か分かりますか…？正解はここ↓です。
矢印の入り口を入ると更に通路があり、通路を抜けるとフロントがあります。
「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」 宿泊
まずお部屋に入って思ったのは、落ち着いた雰囲気できれい。決して広々というわけではありませんが、室内の設備の配置を工夫して広い空間を創り出しているように感じました。実際私達2人が別々にスーツケースを広げて荷物の整理などをしても余裕がありました。
また、バス・トイレも清潔感があって気持ちよく使用できました。シャワーも水温・水圧共に申し分ありませんでした（これは日本国内ですし当たり前ですかね…(笑)）。
布団や枕は硬すぎず柔らかすぎず寝心地が良く、できることならゆっくり寝ていたいくらいでした。
ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田にはほぼ寝るために泊まったようなものでしたが、正直寝るために泊まるのには勿体ない宿でした。24時前にチェックインして6時過ぎにチェックアウトって…😭 新婚旅行のような特別なイベントでなければこんな豪華なお金の使い方はしないでしょう。
ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田の宿泊については詳しくはこちらを参考にして下さい。
→ 羽田空港第3ターミナル直結！「ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田」 宿泊レポート
出国準備
10月2日6時
チェックアウトを終え、ホテルを出た私達は0分で出国ロビーに到着しました。出国手続きを済ます前にやることは2つ。1つは予約していたレンタルwi-fiを借りてくること。もう1つは円からユーロへの両替です。妻にWiFiレンタルに行ってもらい、私は両替へと手分けして行きました。
レンタルwi-fiについては以前の海外旅行でも利用したことのある「グローバルWiFi」で今回も借りました。
今回の旅行は観光地メインで、ホテルのwi-fiもある程度使えるという前提だったので「超大容量プラン」で利用しました（2人で1つ）。多少通信が不安定な場所もありましたが、基本的に快適に使えて一度も速度制限がかかることは有りませんでした。念のためポケトークも借りて、各種割引適用して写真の通り約24,000円でした。
旅行中はホテルのWiFiやフリーWiFiなどが使える時はそちらを利用し、それらが使えない時にレンタルWiFiを利用しました。メインはGoogle Mapや翻訳アプリが多かったように思います。今回の旅行では丁度良かった感じがありますが、全てをレンタルWiFiで賄おうと思ったら2人で超大容量プランのWiFi1台では足りないと思われます。
グローバルWiFiのレンタル受取場所は空港内にいくつかあるようですが、今回は第3ターミナル3F出発ロビーにあるJAL ABCカウンターを利用しました。ちなみにこの3Fの受取カウンターは受取時間が23:45-06:30となっているので注意が必要です。06:30-23:45の時間は2F到着ロビーの受取・返却カウンターをご利用ください。
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グローバルWiFi公式HPより引用
もう一つのミッションが両替です。本当は外貨宅配がお得だったようですが、下調べ不足でそれに気づいた時には出発が迫っていました。ということで、フランスで両替するよりはレートの良い羽田空港で両替をします。
ネットなどの情報で、ある程度クレジットカードが使えるとのことでしたが、すこし余裕を持って現金を持っていこうと15万円両替しました。
また、使いやすさを考え低額の紙幣を中心にしました。2022年10月2日当時のユーロ/円レートは146.32円（円安…(´；ω；`)ｳｯ…）でしたので、15万円をキリの良い1,020€（＝149,246円）に交換しました。結果、交換した紙幣は以下の通りです。
- 50€紙幣×4
- 20€紙幣×20
- 10€紙幣×42
チェックイン
6時20分
チェックインカウンターで搭乗手続きをします。JALのチェックインカウンターはFとGにあります。Fがステータスを持っている利用者専用、Gが一般の利用者用となっています。
私達は泊まったホテル（チェックインカウンターL側）から向かったのでGカウンターが先に目につきました。今回の旅行のためにせっかくJGCのステイタスを獲得し、家族カードまで揃えたのに、まさかの一般客用で手続きをするという失態(笑)。手続きを終えて反対側のFカウンターがプライオリティカウンターと気づきました。そして写真でお分かりの通り、Fの方が断然空いていました…(;・∀・)
JGCに関する記事はこちらをご覧ください
→ JGC（JAL Global Club）とはなんぞ？
→ わし、JGC修行始めるわ～札幌市民がJGC修行に挑戦～
ラウンジ利用
6時30分
保安検査場を通過し、ひとまず搭乗口の場所を確認します。保安検査場はとても空いていたので、スムーズに通過できました。予想よりもラウンジでゆっくりする時間が増えて嬉しいです。
6時40分
保安検査場を通過し、114番搭乗口を抜けてJALラウンジへと向かいます。パリ行きの飛行機は114番。JALラウンジは更にその先へと進みます。搭乗口には出発30分前にはいるようにとチケットに書いてありますので、搭乗口以外で待機する場合は搭乗口までの時間を見ておくと良いでしょう。ちなみに114番搭乗口とJALラウンジはエスカレータの混雑を考慮しても10分あればかなり余裕があります。
JAL Sakura Loungeのカレーを楽しみにラウンジへと向かいます。ラウンジは5階にあります。入り口からして高級感ありますね。プレミアムな朝食に心が高鳴ります。
コロナ以前はビュッフェ形式で好きな食べ物を好きなだけ取って食べることができたようですが、時流を反映して現在はオーダー制となっていました。
お目当てのカレーはあるようで安心しました。これから海外に行ってなかなか丼ものを食べる機会も無いので、妻と二人でミニカレーと牛丼をオーダー。日当たりの良い駐機場の見える席で朝食を頂きます。
ビーフカレーはコクのあるルーがお米とマッチしてとっても美味しいです。これはリピート確定ですね…😻 但し、ミニカレーは名の通り量的に少量なので女性でも人によっては物足りなさを感じるかもしれません。
牛丼はというと、甘辛く煮た牛肉とタレのしみ込んだご飯が食欲をそそります。朝から重いかな、と心配しましたがあっという間に食べてしまいました。こちらもリピ確♪
その他アルコール含め飲み物も自由に飲むことができますし、軽食やお菓子もあります。電源ももちろんあるのでいくらでも居れそうです(笑)
ラウンジ利用について、詳しくはこちらをご覧ください
→ 2022年版 羽田空港第3ターミナルJAL Sakura Lounge利用レポート（近日公開）
快適な空の旅
8時15分
いよいよ搭乗開始です。結構人が並んでいます。搭乗してから分かりましたが、私の周りには空席がありませんでした。かなり旅行客は増えているようですね。
8時35分
飛行機は駐機場を出て、滑走路へ。これから約15時間15分の長旅です。行きは北回りという事でアラスカやグリーンランド上空を飛んでいくようです。
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aviationwireより引用（羽田ーロンドンのルート）
私達はプレミアムエコノミーを利用しました。予約時は費用の面でエコノミーにするか迷いましたが、結果的にはプレミアムエコノミーにして大正解だったんじゃないかと思います。
その大きな理由として2点あげられます。
- 座席の広さ
まずは何と言ってもこれでしょう。シートの前後の間隔はエコノミーが84cmでプレミアムエコノミーが107cmと、その差は20cm以上！エコノミーでは足を組んだら窮屈になってしまう私でもプレエコなら足を組んでも空間に余裕がありました(*’ω’*) - リクライニングに気を遣わなくてよい
これに関しては本当にありがたかったです。座席を倒した時に後ろの人のことが気になってしまう私。なかなか思い切って座席を倒せたことってありません。ですが、プレエコならリクライニングしても座席が後ろに倒れ込まない設計になっています。このおかげでなんの気兼ねも無く座席を倒し、快適に寝ることができました。
プレミアムエコノミー席の使用感に関してはこちらをご覧ください
→ 2022年版 JAL国際線 東京-パリ往復 プレミアムエコノミークラス搭乗レポート（近日公開）
10時15分
CAさんのアナウンスと共に機内食が提供されました。今回の機内食はこんな感じです。
国際線お機内食の味って「まぁ普通」っていうイメージが強かったのですが、今回食べた機内食はメインはもちろん副菜もとっても美味しかったです。何やら有名な食プロデューサーの方と一流料理人の方々の監修とのこと。
ちなみにフィッシュorチキンではありませんが、メインはハンバーグorチキンでしたので妻と私で別の物を頼み、両方味わうことができました。
デザートにはハーゲンダッツのアイスも出ました。ハーゲンダッツはどこで食べても美味しいですが、機内で食べるとまた格別に美味しいですね～。
機内食も食べ終わり、これからが長丁場です。私はパソコンを持参してブログ執筆などをしていました。ただ、そう何時間も集中力は続かないもので、他にやることと言えば寝ることくらいしかありませんでした。機内WiFiは有料で、しかも動画などは控えた方が良いようなので申し込んでおらず…。隣の妻を見ると、何やら暇つぶしのための用意をしっかりしてきたようでした。
国際線に用意しておいてよかった物についてはこちらにまとめていましたのでご覧ください
→ 長時間の国際線に乗る時に用意しておくべきもの5選（近日公開）
ということで私の場合、寝る→PCいじる→寝る→寝る→PCいじる→寝る→寝る→寝る・・・というサイクルを繰り返すうちに時間が過ぎていきました。
16時半頃軽食を、到着約2時間前の20時30頃夕食の機内食が提供されました。夕食の野菜たっぷりショートパスタはタニタ監修の商品で、個人的には大ヒットでした。
パリ着陸
やがて飛行機はヨーロッパへと近づき、イギリス上空を抜けてしばらくすると着陸態勢となります。日本とフランスの時差は-7時間。つまり日本で朝8時半に出発し15時間15分のフライトを終えると日本時間では23時45分ですが、7時間戻して現地時間は16時15分という訳です。
高度を下ろしていく飛行機の周りはまだ明るく、一日がめちゃくちゃ長く感じます。
15時59分
飛行機は予定よりも15分程早く着陸しました。駐機場への移動などがあったため実際に降機したのは16時15分でした。飛行機を降りて、入国手続きを済ませるとそこはもうフランス。遂に初のヨーロッパ訪問です。
次回予告
これから新婚旅行本番が始まります。まずはホテルへの移動というミッションがすぐに待っています。果たして無事にホテルに辿り着くことはできるのでしょうか！？
次回 【2022年版】パリ・ミラノ旅行記②～パリ初日、カフェでの夕食失敗！？編～ お楽しみに！