2022年10月1日~10日の日程で新婚旅行(パリ・ミラノ)行ってきました。新型コロナウィルス感染症の流行も下火になり、行くなら今だとばかりに日本を飛び出してきました。

 今回はツアーでは無く全てフリーで行ってきました。理由はツアーがなかなか見当たらなかったことや、コロナ禍・コロナ後のリアルな現地事情を知りたかったことが挙げられます。また、スケジュールに縛られずに好きなように動けるというのもありました。 

 前泊も含めて8泊10日と余裕を持った旅程のはずが、フリーゆえの欲張り過密スケジュールで、振り返ってみれば意外と弾丸旅行でした。旅行会社を利用したツアーで無く、全てフリーで行ってきましたので参考にして頂ければ嬉しいです。記事中の値段は計算を単純化するため全て145円/€で計算しています。

 今回は10月3日。前夜のトラブル(?)で前途多難な雰囲気がありましたが妻の体調も無事回復しました。この日は今回の旅行の中で一番歩きました。歩きまくってパリを観光しました。そんなパリ観光の10月3日3部作第1弾をお楽しみください。

目次

朝食はカフェでクロワッサンを

 10/3(月)9時20分
 妻の体調は無事回復し、観光できるようです。安心しました。 妻が旅行先にパリを希望した一番の目的は、本場のクロワッサンを食べること。 パリ在住の友人に美味しいクロワッサンを提供するお店をいくつかピックアップしてもらったうちの一つのお店が、今回行く「BO&MIE」です。

BO&MIE Louvre Rivoli店の基本情報

 BO&MIEはパリに3店舗、バルセロナに1店舗を構えるおしゃれなパン屋さんです。 今回私達が訪れたのはLouvre Rivoli店。店内は約70席ありfree Wi-fiも利用できます。

営業時間は以下の通りです。

  •  7:30 – 20:00

 詳しくは公式HPをご覧ください。HPもとってもおしゃれです!
 フランス語以外に英語、スペイン語、ドイツ語、ギリシャ語、中国語に対応しています。残念ながら日本語には対応していません。
 →BO&MIE

 ホテルからお店までは徒歩約10分でした。

外観・店内の様子

 9時40分
 BO&MIEに到着しました。お店はリヴォリ通り沿いの交差点の角にあります。

パリのパン屋さんBO&MIE

 1階は商品を購入するフロアでイートインスペースはありません。中二階に4つ程のテーブルがあり、2階に上がると広いイートインスペースがあります。私達が訪れた時間帯はお客さんはいましたが、空席の方が多く余裕のある感じでした。

 注文はショーケースの中にあるパンを選んで店員さんにオーダーし、同時に飲み物も注文。レジへ進み、お金を払います。日本のようにパンを選んだらお会計に進み、レジで飲み物を注文するシステムとは少し異なるようです。
 日本だと何のことはないタスクですが、拙い英会話能力だとなかなか苦戦しますね。クロワッサンの正しい発音が分からないのでそれっぽく発音しましたが、店員さんちゃんと意図を汲んでくれました。
 アメリカンコーヒーを注文しましたが、サイズがGrandとMoyenとあり、Moyenの発音が分からずsmallを連呼していました…。Moyenは「中くらいの」という意味なんですね。

 お会計は現金かクレジットカードです。

  • クロワッサン 1.4€
  • パンオショコラ 1.6€
  • アメリカンコーヒー×2 2.5€×2

合計8€(1,160円)でした。

どうにか商品を購入して2階の座席へ移動します。

実食

 私達は窓際の席に座ることができました。

 昨日のカフェ(パレロワイヤル)の時からそうですが、クロワッサンやパンオショコラも日本で食べるよりもかなりサイズが大きいです。
 実食をしてみると…どちらもサクサクで軽い食感です。クロワッサンはしっかりとバターの風味が感じられてほんのり甘く、とても美味しいです。パンオショコラは中のチョコレートが滑らかな口当たりで、丁度よい甘さでした。ミニパンオショコラがあったらパクパク食べてしまいそうです。後々妻と意見が一致したのですが、パンオショコラはクロワッサンにチョコが入ったバージョン…でした。 食べさせる価値が無い、なんて言わないでください(泣)

 10月初めのパリの朝はかなり肌寒いです。セーターの上にコートを着て丁度良いくらい。そんな寒い中を歩いてきたのでホットコーヒーが沁みわたります。朝からおしゃれなカフェでパリを感じる食事をできてテンションも上がります。 クロワッサンを食べる妻も前夜と打って変わって楽しそうです。
 お昼のルーブル美術館の入場予約までまだ時間があるので、シテ島にあるサントシャペル教会の観光へと向かいます。

ステンドグラスが美しい!サントシャペル教会

 サントシャペル教会はステンドグラスで有名な教会だそうです。サントシャペル教会の公式HP(SAINTE-CHAPELLE:フランス語、英語、スペイン語対応)によると

A gem of Gothic style. Built in seven years, an impressive feat, the Sainte Chapelle was intended to house precious Christian relics, including Christ’s crown of thorns, acquired by Saint Louis. Stunning stained glass. Arranged across 15 windows, each 15 metres high, the stained glass panes depict 1,113 scenes from the Old and New Testaments recounting the history of the world until the arrival of the relics in Paris.

(訳) サントシャペル教会(SAINTE-CHAPELLE)はゴシック様式建築の宝と言われています。ルイ9世(聖ルイ)が収集したキリストのいばらの冠を含む貴重なキリスト教の遺物を収容することを目的としていました。 素晴らしいステンドグラスが有名です。高さ15メートルもある15の窓に配置されたステンドグラスには、旧約聖書と新約聖書の1,113のシーンが描かれており、パリに遺物が到着するまでの世界の歴史を語っています。

サントシャペル教会公式HPより引用

という事で、美しいステンドグラスを楽しみに向かいます。

サントシャペル教会の基本情報

場所
 サントシャペル教会はパリのセーヌ川に浮かぶシテ島にあります。

 
 1240年代に建設されたそうで、当時は王宮(シテ宮)の一部だったそうですが、王宮のほとんどは失われてしまったのだとか。現在は複数の司法機関が集まるパレ・ド・ジュスティスの一部です。
  同じ敷地内にコンシェルジュリーという、こちらももともと王宮の一部であった建物があります。すばらしいゴシック建築とのことで、紆余曲折を経てフランス革命期には牢獄として利用されており、かの有名なマリーアントワネットも囚われていたそうです。魅力的ですが、時間の関係で今回は立ち寄りませんでした。

開館時間(最終受付は閉館40分前まで)

  • 4月1日~9月30日:9:00 – 19:00
  • 10月1日~3月31日:9:00 – 17:00

休館日

  •  1月1日、5月1日、12月25日

料金

  • 11.5€(コンシェルジュリーも見学する場合はペアチケットが18.5€でお得です。) 18歳未満は無料
    ※パリミュージアムパスを持っていれば料金はかかりません!

教会への道のり

 10時10分
 朝食を終えBO&MIEを出ます。BO&MIEからサントシャペル教会までは凡そ1km(約10分程)の道のりです。

 私達はヌフ橋を渡り、島の西端の広場で銅像と写真を撮りました。この時は何の像だか良く分からずに撮ったのですが、なんとアンリ4世の像だったことをあとから知りました…。

 10時25分
 サントシャペル教会到着。なにやら入場待ちと思われる行列が3列くらいできています。 どうやら当日券購入の列、パリミュージアムパスなどを所持している人の列、プライオリティサービスを受ける人の列の様です。

 パリミュージアムパスとはパリの美術館共通のパスです。 パリミュージアムパスについてはこちらのサイトで分かり易く解説してくれています。興味のある方はご覧ください 。
FRANCE BOX「パリミュージアムパスは買うべきか?料金・購入方法・入場可能場所について」

教会内への入場

 当日券でもプライオリティでもないので、残された1つの列に並びました。並んだ列が正しい列か確信が持てなかったので、パリミュージアムパスを見せて違う列だと言われたら諦めようと思っていました。
 列自体はまぁまぁ人数がいたので賭けでしたが、私達はその賭けに勝ちました。なんだかんだ25分待ちました。公式HPでは混雑時に30分程かかるかもとありましたが、待つときは多分もっと待ちます。時間に余裕をもって訪れる方が良さそうですね。 ミュージアムパスを見せてセキュリティチェックを通過し、無事入場です。

ちなみに以下の物は持ち込み禁止なので要注意です。
ベビーカーはX線検査機に通せるように小さく折りたためるもののみ可

  • オートバイのヘルメット
  • エアゾール
  • ナイフ・刃物
  • ハサミ
  • ガラス瓶
  • 大きな荷物・バッグ
  • スクーター
  • スケートボード
  • ローラーブレード

 これらを含め、セキュリティチェックで没収されたものは来場者には返却されません!気を付けてください。

教会1階

 10時50分
 セキュリティチェックを抜け、少し歩いたところに教会はあります。途中道案内がありますのでそれに従って行けば迷わずに着けるでしょう。

サントシャペル教会入場までの道と案内板

 教会1階にはお土産屋さんや無料のガイド冊子をを置いているブースがあります。

  奥には礼拝堂があります。こちらにも既にステンドグラスがあり、これはこれで美しいので感心していました。でも、本当の感動はこの後に遭ったのです。

サントシャペル教会1階の礼拝堂
1階礼拝堂

 石造りの階段を上って2階へ進みます。

サントシャペル教会のらせん階段

教会2階

 階段を上がると、1階をはるかに凌ぐ絶景が私達を待っていました。壁一面に美しいステンドグラスが散りばめられています。美しい景色を見ると本当に「息を飲み」ますね。その後に感嘆のため息が出てきました。たくさんの観光客がいますが、皆さん同じように静かにステンドグラスを見上げていました。

 噂のバラ窓も他の縦型の窓と違った美しさと魅力を放っています。

 教会内さほど広くないのと、ルーブル美術館の予約時間との兼ね合いで、ある程度ステンドグラスを堪能し退場します。今回は教会に入ってから出るまで凡そ15分程でした。

お昼のおやつ調達作戦

 11時5分
 サントシャペル教会を出て、散歩をしながら一度ホテルに戻ります。サントシャペル教会があるシテ島にはあの有名なノートルダム大聖堂もあります。ノートルダム大聖堂は2019年4月に大規模な火災があり、残念ながら建物の一部が焼けてしまいました。現在も修復作業が行われており一般公開はされていません。修復現場が当時の被害を物語っていますね…。

そんなノートルダム大聖堂を見つつ、帰り道にお昼ご飯代わりのマカロンとスタバでコーヒーを買いました。

Amorino Arcole店の基本情報

 ノートルダム大聖堂からアルコル橋へ向かうアルコル通りの通り沿いにはお土産屋や飲食店が立ち並びます。

arcole通りのお店

  そのうちの一つのお店が「Amorino」Arcole店。アイスクリーム屋さんでマカロンも売っています。Amorinoはヨーロッパを中心に世界的にチェーン展開しているようですね。残念ながら日本を含むアジア圏には店舗は有りません。公式HPは英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語に対応しています。

場所

シテ島の東側、ノートルダム大聖堂の近くでアルコル通り沿いにあります。

営業時間

  • 月曜日~木曜日: 11:00 – 23:30
  • 金曜日~日曜日: 11:00 – 24:00

現金とクレジットカードが使えます。

外観・店内の様子

 客席は店内(20席程)とテラス席(10席程)があります。 私達が訪れた時は開店直後でお客さんはいませんでしたが、夏場なんかはとっても混みそうです。

Amorino Arcole店の外観

お買い物

 11時25分
 肌寒い気温だったのでアイスは買わず、マカロンを買うことに。店員はスイーツには似つかわしくない屈強な男性でした。

 「マカロンを下さい」と尋ねると「どの味にする?」と言われたので「チョコとフランボワーズとピスタチオを下さい」と答えました。すると不愛想に「3個か?全部で3個なのか?」と言われて動揺する私。(お、怒られてる…?)と思ったのも束の間、店員が図入りのメニューを見せてくれました。どうやら好きな味が選べる4個セットがあって、そちらの方がお得なことを伝えようとしてくれていたのでした。不愛想だけどいいやつやん。

 ということで、先の3種類の味に加えて、色が珍しい「何とかチーズケーキ」を購入。不愛想だけど親切にしてもらえて嬉しい気持ちでお店を出ます。

今回のお会計は以下の通りでした。

  • マカロン4個入り(好きなフレーバーを選べる)セット7.6€(約1,102円)

 シテ島から橋を渡りホテルに向かう途中、「温かいコーヒーも飲みたいね」なんて話しながら通りかかると立派な建物があります。正面にはオリンピックのシンボルも。なんとパリ市庁舎だそうです。パリ市庁舎も歴史ある建物なんですね。とても素敵です。
 パリ市庁舎をはじめ、今後見物した歴史的建造物は多くが補修工事などで足場が組まれたりしていました。できればそれらの無い綺麗な姿が見たかったのですが、古い建物だからきっとそうも言ってられないんでしょうね。

パリ市庁舎

Starbacks coffee Sebastopol店の基本情報

 Starbacks coffee Sebastopol店はセバストポール通り沿いにあり、リヴォリ通りとセバストポール通りの交差点からすぐの所にあります。隣が歯科医院でした。探してないのに目に入ってしまうという…職業病ですね。

営業時間

  • 月曜日~金曜日: 7:30 – 21:00
  • 土曜日・日曜日: 8:00 – 21:00

現金とクレジットカードが使えます。

外観と店内の様子

 客席は店内(30~40席程)とテラス席(10席程)があります。目の前の道路は比較的交通量が多いので、店内席の方が快適かもしれません。

スターバックス セバストポール店の店内

お買い物

 11時45分
 コーヒーを買いにスタバに立ち寄ります。とりあえずAmorinoでお買い物ができたし、日本でも注文したことのあるスタバの方が難易度は下がるだろう、とちょっと強気で注文に臨みます。ブルーベリーマフィンとカフェラテを注文し、料金を支払います。ここまでは順調…。

 すると、名前を聞かれました。(名前…?なぜ…?)とちょっと動揺しつつ「ハナミザワ」と伝えました。特に名前を聞かれた意図が説明されるわけでもなく(まぁ、向こうにしてみれば当たり前だったわけですが)、日本のスタバと同じく商品お渡し用カウンターの前で待ちます。先に待っていたお客さんが商品を受け取るのを見て納得しました。こちらでは商品受け渡しの時にお客さんの名前を呼ぶんですね。

 いよいよ私の番が来ました。男性店員がコーヒーを持ってレシートを見ています。とその刹那、目をカッと見開き「hanamizawa!」と一喝するではありませんか。ちょっと笑いそうになったのを利用して笑顔で「Merci」と商品を受け取りお店を後にしました。

 今回のお会計は以下の通りでした。

  • Caffe Latte(Grande) 4.35€
  • Muffin 2.95€

合計は計7.3€(約1,058円)でした。

おやつ実食

 12時5分
 ホテルに到着しました。ゆっくりお買い物や散歩しながら帰ってきました。美しい街並みの中を歩けて良い気分です。お散歩コースはこんな感じでした。

 これから戦利品の実食タイムです。
 楽しみにしていたAmorinoマカロンの箱を開けると…んん??なんか溶けてる…(泣)どうやらこのマカロンはアイスマカロンだったようです。挟んであるアイス(?)クリーム(?)がしっかりした甘さで1つでも結構満足感あります。見た目はちょっと悪くなってしまいましたが甘くてとっても美味しかったです。 2人で2個食べて、余った分はこれ以上溶けないよう冷蔵庫へ。

スタバのカフェラテ・マフィンとAmorinoのマカロン

 スタバの方はというと、カフェラテは味・サイズ共に日本とあまり変わりなく安定の美味しさです。違いはマフィンでした。日本のマフィンより大きいです。マクドナルドも日本より海外の方が大きい話を聞きますが、それなんでしょうか?それとも私のただの錯覚なのでしょうか?美味しかったのですが全部は食べきれなかったのでこのマフィンは非常食となりました。

まとめ

  • BO&MIEで飲み物を頼むとき、Moyenは「中くらい」
  • サントシャペル教会に入場するための待ち時間は30分はみて
  • サントシャペル教会内の見学は20分程度
  • Amorinoのマカロンは溶けるかもしれないので要注意
  • スタバの商品受け渡しは名前を呼ばれる
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次回予告

 こうしてパリ2日目の午前中を無事過ごすことができました。昨夜の敗戦(?)から見事立ち直り、楽しい1日になりそうです。 次回はあのルーブル美術館の観光を紹介します。ヨーロッパはもうアフターコロナなんだな、という事を実感する観光でした。

次回 【2022年版】パリ・ミラノ旅行記④~これぞアフターコロナ!?ルーブル美術館で美術鑑賞編~ お楽しみに!

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投稿者

hanamizawa

文系学部を卒業後、歯学部再受験し現在卒後数年経った歯科医師です 患者さんにより良い医療を届けるため日々勉強中 また、勉強していく中で日常生活にもアンテナを伸ばすと知らないことが溢れていることに気づいてしまいました。 猫好き、アウトドア好き、スポーツ好き、ドライブ好き、読書好き ゆるく生きています

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