ひょんなことから始まったJGC修行。これは私がJGC会員になる為の修行の記録である。巷で話題の「修行」。ロクに知識もない私が無事にステータスを獲得できるのか!?修行初心者の方の助けとなれば幸いである。

 今回は私のJGC修行初のフライトである。札幌からの沖縄往復は滞在時間僅か3時間の弾丸旅行。修行上級者は「タッチ」といって、着いたその足で帰ってくるということをするそうだ。しかし私はせっかく沖縄に行くのだからと、僅かながらも観光の時間をねじ込んだ。果たしてこの弾丸旅行、うまくいくのか!?
 JGC修行の第一弾、初めての那覇往復編をご覧ください。

この記事で分かること

  • JALで札幌-羽田-那覇の行程での羽田空港乗り継ぎについて
  • 沖縄で3時間だけ滞在時間がある時の空港外での楽しみ方
  • 飛行機にかかった費用と獲得したFOP

こんな人におススメ

  • JGC修行を検討している人(特に羽田乗継で沖縄に行く地方在住者)
  • 札幌から那覇まで日帰り旅行しようかな、と考えている人

目次

往路

新千歳―羽田(7:50-9:25)

 6:50
  朝5時台に起床し、飛行機に乗り遅れないよう新千歳空港に到着。さすがに出発ロビー階のお店は閉まっている。保安検査場もガラガラである。

 JGC会員になれば保安検査場も一般会員とは別になり、混雑時もスムーズに検査を受けることができる。私は今後、この高級感のある入り口を当たり前のように通るんだと強く心に誓った。

新千歳空港国内線JGC優先保安検査場
高級感溢れている

 そしてプレミアムラウンジである。カードラウンジと比べ、提供されるサービスが格段とグレードアップされる。私は今後、この特別なラウンジを使い倒すと強く心に誓った。

 搭乗待ちロビーもガラガラである。売店も開店前準備をしている。朝食を食べそびれていたので、売店の開店(7時頃)と同時に朝食と飲み物を購入する。

 7:35
 機内への搭乗アナウンスに従い、飛行機へ。今回の搭乗で利用する座席クラスは「クラスJ」。JALでは3段階ある座席クラスの内の真ん中である。エコノミークラスよりも前後の幅が18cmほど広いので非常にゆったりしており、身長180cm弱の私が足を組んでも余裕がある。しかもリクライニングした時に座席が前方にスライドすることで背もたれの後ろへの倒れ方が従来より軽減されているとのこと。これは嬉しい!

JAL公式HPより引用

 9:15
 前夜からの寝不足のため、初めてのクラスJの利用だったがこの便の機内の記憶は殆どない。気づいたら着陸態勢に入っていた。程なくして着陸・降機。予定より早く着陸できたようだ。次の那覇行きへの搭乗口へと向かう。

時間との勝負!羽田空港乗り継ぎ

 新千歳―羽田便を降りた私は案内に従い羽田-那覇便への搭乗口へと向かう。北ウィングから南ウィングまで、建物の中をまさに端から端までの移動である。

羽田空港での乗継案内

 乗り継いでみて初めて分かったことだが、実はこの移動、結構時間がかかる。単純なフライトスケジュールをみると、

  • 新千歳-羽田(07:50-09:25)
  • 羽田―那覇(10:05-12:50)

なので、慣れないうちは40分程度時間があるように思う。しかし実際には着陸してから降機までのタイムラグと、出発時刻と搭乗時刻の違いを考慮に入れると正味の時間は凡そ30分と考えられる。今回は羽田着陸が予定より早かったのでラッキーであった。 ということで、出発フロア内移動タイムトライアルの開始である。

 途中、面白い物を見かけた。自走式の椅子である。テクノロジーの進歩を感じてわくわくする。この椅子は「自動運転モビリティサービス」というらしい。詳しくは2021年6月10日「JALのプレスリリース」を参考にされたい。

 那覇行きの搭乗口に到着。

羽田空港内那覇行きJL909便の搭乗案内

 空調が効いているとは言え、早歩きで移動したため汗が出てくる。タイムトライアルの結果は15分弱。想定していたより遠かったので時間もそれだけかかった。乗り継ぎ前の便がトラブルで時間が押してしまった時や、着陸便でトイレを我慢していた時などは結構大変かもしれない。とは言え、日本の航空会社はその辺り考慮してくれる(トイレは多分無理だが)。従って過去にマイアミ乗り継ぎで味わったような絶望感を体験することは無いと思われる。

マイアミ乗り継ぎの悲劇についてはこちらをご覧頂きたい
南米旅行回想記②~いきなりトラブル編~

羽田―那覇(10:05-12:50)

 無事に搭乗し、沖縄へと向かう。5年ぶり3度目の沖縄が、まさか日帰りになるとは当時思いもしなかっただろう。

 こちらの座席はエコノミークラス。新千歳-羽田便でクラス Jを体験してしみるとエコノミーとの差を明確に実感する。やはり前後の間隔が非常に狭く感じてしまう。私の場合、クラスJでは足を組むことができたがエコノミーでは難しいようだ。

 約2時間半のフライトを終え、那覇到着。こちらも予定より10分程早く到着。順調である。降りてみて何となく懐かしさは感じるものの、もはや那覇空港の記憶は定かでは無い。

 帰りのフライトまでの過ごし方をなーんにも決めていなかったため、到着ロビーに出てからリサーチ開始。すると、那覇空港のすぐ近くになにやら面白そうな場所が…

短時間でも楽しめる!ウミカジテラス

 那覇空港から車でわずか15分の瀬長島という所にウミカジテラスなる商業施設があるのを発見。早速行き方を調べると、瀬長島まではバスが出ているらしい。
 ということで、簡単にウミカジテラスについてまとめてみた。

ウミカジテラスの基本情報

場所

アクセス

沖縄の格安レンタカー

店舗一覧

ウミカジテラスのフロアマップと店舗一覧

店舗は入れ替わる可能性があるので、詳しくは公式HPをご覧いただきたい
ウミカジテラスHP

 那覇空港からバスで15分。ウミカジテラスに到着。すると、運転手のおばさんが「このバス停に那覇空港行きはもう来ないよ」とのこと。後から分かったが、どうやらウミカジテラスには2つの路線バスが乗り入れているらしい。私が乗ってきたのは瀬長島ライナー(カリー観光)だったようだ。那覇空港行きのウミカジライナー(東京バス)が停車する停留所の場所を教えてもらい、現地を確認してからウミカジテラスへ。GoogleMap上でピンで示してあるところがウミカジライナーのバス停、その北東にある「瀬長島」のバス停が瀬長島ライナーのバス停である。

 この2つのバス停、GoogleMapで経路検索すると非常に遠回りの道を提案される。しかし実際は遊歩道(林の中に茶色く見える)があるため2分もあれば移動可能だ。

 海沿いの斜面に段々に店舗が立ち並び、海外のリゾートのような外観のウミカジテラス。

 さんさんと降り注ぐ日光の下、テラス席で目の前の海を眺めながら食事ができる。帰りの空港から自宅までの交通手段が公共交通機関なら、キンキンに冷えたビールが最高に美味しいだろう。

 飲食店の他に土産屋もある。土産屋では空港で売ってないような物もあるので、寄ってみる価値アリだ。

氾濫バーガー「チムフガス」

 お昼に食べる沖縄料理と言えば何が思い浮かぶだろう?私の場合はソーキそば、ステーキ、ハンバーガー、タコライスが頭にパッと思い浮かんだ。気温30度超えの中で私が選んだのはハンバーガーである。今回はウミカジテラス+ハンバーガで沖縄を楽しむこととした。

 「氾濫バーガー」という初めて耳にする言葉に釣られ店内へ。店内にはイートインスペースは無く、店舗前か近くのテラス席でお食事をするスタイルだ。おススメでありお店の名前にもある「氾濫バーガー」を注文する。ちなみに「チムフガス」とは「びっくりさせる」を意味する方言だそうだ。
 氾濫バーガー チムフガスについて、詳しくは公式HPをご覧頂きたい。
 →氾濫バーガー チムフガス

 引換券を持って好きな席で待つ。この時店舗前日陰の席は満席で、直射日光の降り注ぐ席しか空いておらず汗だくでバーガーを待っていた。

 注文してから約15分、お店のお兄さんが商品を持ってきてくれた。汗をだらだら流す私を見て、「あちら(屋根のある席)も利用できますけど、移動しますか?」と声をかけてくれた。なんて親切なんだ…。ちょっと感動した。日陰のテラスで改めて氾濫バーガーとご対面。

 なんという迫力。このバーガーを形を崩すことなくかぶりつくことができる人などいるのだろうか(いや、いない)。その大きさは500mlサイズのお水のペットボトルと比較した以下の写真からもお分かりだろう。

氾濫バーガーと水のペットボトル(500ml)との大きさの比較

 かぶりつける訳ないので、とりあえずナイフで切ってみた。串で留めてあるのでなんとか断面を出すことができた。それでも崩壊5分前だ。何層にもわたるチーズを纏った肉と厚切りベーコン、そこにアクセントを加えるレタスとタルタル。美味さが氾濫している。一口味わうごとにもう次の一口を考えている。…がしかし、おじさんには少々パンチが強すぎだようで4分の3を過ぎたころから辛くなってきた。何とか完食したが、食べ終わるころにはひぃひぃ言っていた。

美らイチゴ

 バーガーの氾濫をなんとか治めた私は、お土産屋へ。修行を応援してくれている妻(というか我が家)にお土産を物色しながら腹ごなしをする。まだまだ涼しい札幌からは想像できない厚さで、汗だくになると思っていなかった私は急遽着替えのTシャツも購入。夏場に札幌から沖縄に日帰りする場合は、シャツの着替えが必要かもしれない。

/スパムオフィシャルTシャツ

藤原兄弟のアメリカ雑貨屋さん Candy Tower HPより引用

 食事をした後はデザートが食べたくなるものだ。そこで、数あるスイーツのお店から私が選んだのが「美らイチゴ」。皆さんご存知の通り「美ら」は「ちゅら」と読む。パソコンの予測変換で出てくるくらいに市民権を得ている方言だ。

 ここでは様々ないちごのスイーツが売っている。私は少しでも沖縄の暑さを満喫したいと思い、テイクアウトで購入。ちなみに午後14時頃に訪れた時には既に売り切れの商品もあった

美らイチゴについて詳しくは公式HPをご覧頂きたい。
美らイチゴ

美らイチゴの看板と店頭メニュー

 今回私が購入したのは人気No.3「雪山いちご」。雪国から来たのだ、当然雪山を選択。沖縄の人々がイメージする雪山とはどれほどの物か、確かめさせてもらおう。商品を受け取り、海の見渡せるテラス最上階にて実食。

美らイチゴの人気商品「雪山イチゴ」

 これは…美味しい!ふわふわの氷に練乳とイチゴソースがマッチしている。甘い物好きにはたまらないスイーツである。そしてこの雪山、まごうことなき雪山である。炎天下の沖縄にあって、北海道の優しい雪山を感じさせる逸品である。私は何を言っているのであろうか。

那覇空港へ

来たときとは別のバス停で、那覇空港行きのバスを待つ。ウミカジライナーのバス停は琉球温泉瀬長島ホテルの真正面だ。

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ウミカジライナーのバス停から見た琉球温泉瀬長島ホテル
バス停から見る瀬長島ホテル

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 定刻通りやってきたバスに乗り、空港へ。バスに乗って数分。あんなに晴れていた空が一変、スコールのように局地的な雨がバスに降り注ぐ。傘を持っていなかったので運が良かった。日帰りで沖縄へ行く皆さん、外に出る予定があるなら晴れ予報でも折り畳み傘を持っておいた方が良いかもしれない。

復路

那覇-羽田(15:40-18:15)

 15時10分
 空港内の土産屋で妻に(自宅用に)追加のお土産購入。ついつい財布の紐がゆるくなってしまい、大量に購入してしまったのが今回の反省点だ。買い物後、時間も時間なので保安検査場へと急ぐ。

 こうしてわずか約2時間半の滞在を終えた私は15:40の飛行機に乗り込んだのであった。
 帰りは2便とも「クラスJ」で予約していた…のだが嬉しい誤算が。どうやら搭乗した機材が国際線使用機材で座席が2タイプの仕様だったようで、ビジネスクラスの座席に座ることができたのである。

/JALビジネスクラス座席sky suiteⅢ

JAL公式HPより引用

 シートは半個室・フルフラットになるのでエコノミークラスとは大きな違いである。今までエコノミークラスしか搭乗したことがなかったため、このような世界は都市伝説だと思っていたが実在したようだ。このクラスで慣れてしまうとエコノミークラスに乗れない体になってしまわないかと心配になる。

 そんなことを考えていると、トラブルが。機体整備士より一部追加点検・整備の必要性の連絡があったとのことで機内に着席したまま待機状態に。乗り継ぎは果たして大丈夫なのだろうか…?

 
 16時30分
 結局約50分遅れでの出発となった。なんとか羽田空港の乗り継ぎに支障が出ることは無さそうだ。CAさんが私を含め乗り継がぎある乗客に声をかけてくださった。万一乗り継ぎに支障が出るような事態が起こっても次の便を抑えているので大丈夫な旨を伝えてくれた。先々までフォローしてくれる素晴らしいサービスは日本の航空業界の誇るべき点だと思う。

 18時50分
 羽田空港着陸。往路よりもタイトな乗り継ぎである。しかし一度乗り継ぎにかかる経路や時間を経験しているので急ぎ方の塩梅も分かるというもの。しかも今回は端から端までの移動ではないので心に余裕がある。何事も経験することは大事であると痛感する。

羽田―新千歳(19:45-21:20)

 19時10分
 新千歳行きの便の搭乗口に到着。長い一日もこの飛行機で終わる。長かったようであっという間であった。ここまでくれば後は帰るだけ、という気持ちになる。

 21時30分
 新千歳空港に着陸。空港からは車を運転して帰るので、ある程度寝ておくと運転中の眠気を回避できる。無事帰宅し、妻にお土産を献上して修行1日目は終了だ。

沖縄土産一覧

修行を通して購入したお土産に関するレポートはこちらをご覧頂きたい
→【JGC修行】家族への沖縄・石垣土産人気ランキング(近日公開)

かかった費用とFOP

新千歳-羽田-那覇 往復(10,9500円)

  • 新千歳(07:50)-羽田(09:25):乗継割引7(クラスJ) 1,936FOP
  • 羽田(10:05)-那覇(12:50):乗継割引7(普通) 3,152FOP
  • 那覇(15:40)-羽田(18:15):特別乗継割引7(クラスJ) 4,528FOP
  • 羽田(19:45)-新千歳(21:20):特別乗継割引7(クラスJ) 2,444FOP

ということで、合計12,060FOP獲得した。初回搭乗ボーナス5,000FOPの獲得があるので現在の状況は以下の通りである。

総獲得FOP  17,060FOP
JGCまであと 32,940FOP

まとめ

初のJGC修行という事で札幌-沖縄日帰り旅行を決行した。今回の修行で得た経験をまとめると

  • 羽田の乗り継ぎは余裕を持って(距離が遠い・機材トラブルへの対応)
  • ウミカジテラスは近くておしゃれで美味しい良スポット
  • 自宅と沖縄との気温差によっては着替えを用意しておく方が良い
  • 晴れ予報でも突然の雨が降ることがあるので折り畳み傘があるとベター
  • FOP2倍キャンペーン(クラスJベース)で得られるFOPは12,000FOP前後
  • 空港から自宅まで車の運転がある場合は、札幌着便である程度寝ておくのが良い

という事が分かった。
7月はあと2回沖縄往復(石垣、那覇)が待っている。必ずやり遂げてJGCに私はなる!

次回、JGC修行第2弾~瀕死の石垣島一泊往復編~をお楽しみに!

JGC修行本編

わし、JGC修行始めるわ~札幌市民がJGC修行に挑戦~

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投稿者

hanamizawa

文系学部を卒業後、歯学部再受験し現在卒後数年経った歯科医師です 患者さんにより良い医療を届けるため日々勉強中 また、勉強していく中で日常生活にもアンテナを伸ばすと知らないことが溢れていることに気づいてしまいました。 猫好き、アウトドア好き、スポーツ好き、ドライブ好き、読書好き ゆるく生きています

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