秋から徐々に冬へと季節が移ってきていますね。札幌の山の紅葉は終わりつつあります。そんな11月初め、仕事終わりに苫小牧へ1泊で弾丸旅行をしてきました。今回宿泊したのは「グランドホテルニュー王子」です。宿泊料金がそこそこお手頃で、駅から近い、朝食も美味しそう、ということでここにしました。
また今回の旅で平取牛を満喫しました。ホテルも夕食で行ったお店も是非皆さんに訪れて頂きたいのでご紹介します。
この記事からわかること
- グランドホテルニュー王子の立地や客室、朝食
- 焼肉「久保屋」について
- 三星の銘菓よいとまけについて
- 札幌 – 苫小牧間のJRの利用について
こんな人におススメ
- これから苫小牧に旅行に行くけれど、高級すぎないホテルで良い宿を探している方
- 苫小牧で美味しい焼肉屋さんを探している方
- 苫小牧に出張するんだけど、良い宿で休んで良い食事がしたい方
- 限られた時間を使って弾丸旅行したい方
目次
グランドホテルニュー王子 基本情報
グランドホテルニュー王子は王子グループ傘下の株式会社ホテルニュー王子が経営するホテルです。
苫小牧には王子製紙の工場や王子総合病院もありますね。王子製紙は古くから苫小牧の発展に寄与しており、苫小牧と王子は切っても切れない関係なのかもしれません。
ホテルのHPによると、「私たちがめざすホテル」として、
「こころ」と「からだ」の疲れを回復する<睡眠>、空腹を満たし、栄養を補給する<食べ物> 眠る事と、食べる事は、毎日繰り返される、基本的ですが、大切な事です。 生きる事の基本となる、これらを大切にし、私たちはその先を考えます。 「こころ」と「からだ」に、安らぎと癒しをもたらし、活力を生み出す<眠り>の質を。 驚きと感動を覚え、一日が喜びで満たされる<食>のありかたを。
とあります。旅行で楽しいひと時を過ごした後、ホテルで楽しかった思い出と共に落ち着いた空間でこころを休め、良質な睡眠と美味しい食時で疲れた体を休めリフレッシュさせてくれるということですね!
グランドホテルニュー王子の立地とアクセス
- 立地
- JR 苫小牧駅から徒歩5分
- コンビニまで徒歩5分
駐車場も広く、なんと211台も停められます。宿泊の場合は一台600円で、滞在中入出庫自由(要捺印)です。入出庫自由というのは宿泊客にとっては嬉しいサービスですね!但し、駐車場に入らない大型車の場合は一泊3000円かかるそうなのでご注意を。
- アクセス
- JR
- 札幌駅 ~ 苫小牧駅 普通 約90分 1680円 / 特急 約50分 自由席2830円
- 新千歳空港駅 ~ 南千歳駅 ~ 苫小牧駅 普通 約20分 660円 / 特急 約17分 1290円(新千歳空港 ~ 南千歳駅間は約3分)
- バス(最寄りのバス停からは徒歩1分)
- 札幌駅 ~ 表町5丁目 中央バス 13番乗り場 / 道南バス 10番乗り場 約1時間40分
- 新千歳空港 ~ 駅通り中央 国際線 66番乗り場 / 国内線22・29番乗り場 道南バス 約50分
- 車
- 高速道路を利用すると札幌駅周辺から1時間程度
- JR
グランドホテルニュー王子の外観と客室
- 私たちの宿泊したプランはじゃらんを利用して2名1泊朝食付で16800円でした(ちょっとお高い部屋にしてみました)
- チェックイン15時/チェックアウト11時
- 客室数207室
- 6種類の部屋タイプ(私は妻とデラックスコーナーツインを利用)
- 空気清浄加湿器付
外観の写真を撮影したのですが、ホテルが大きく近距離からでは全景が納まりませんでした。ホテル前には広いロータリーもあります。結婚式や各種宴会、法要も行っているようでたくさんの人が訪れることができるようになっています。
チェックイン
今回は仕事終わりに札幌から苫小牧へ向かいました。
札幌17:11発 – 苫小牧18:14着(北広島乗り換え/普通列車)
のJRで向かったので、チェックインは18時半頃でした。フロントには私たちの他に宿泊客はおらずスムーズにチェックイン手続きを済ませることができました。
私たちが利用した客室は角部屋で2面採光の広々とした禁煙のお部屋でした。このホテルは喫煙可の客室と禁煙の客室があるようです。化粧室とお風呂はどちらも広々としており、特にお風呂には大きな窓もあり朝風呂時は光が入って気持ちが良いです。もちろん女性向けにブラインドカーテンもありますのでご安心を。また、化粧室にドライヤーがありますが、据付ではないので洗面所以外でも使えて大風量で、女性にも嬉しいポイントではないかと思います。
これはちょっと意外だったのですが、部屋履き用のスリッパが予想よりふかふかで履き心地が良かったのが嬉しかったです。妻曰く「一番のスリッパはハワイのカハラ」だそうですが、そんなスリッパに厳しい妻の評価も高く、隠れたおススメポイントです。
ホテルのバー
到着が6時半過ぎでしたので、部屋で少し休憩して友人Fと合流し最上階のバーで軽く飲むことに。私と友人はウィスキーを、妻はオリジナルカクテルを注文しました。バーテンダーさんがその日仕入れた新鮮な果物を使って、写真の通り見た目も美しいとてもおしゃれなカクテルを作ってくれました。
夕飯(久保屋)
夕飯は、美味しい平取牛を扱った焼肉店「久保屋」さんを利用しました。学生時代以来の友人Fが是非食べて欲しいと、私達を招待してくれました。友人Fと3人で訪れました。
友人Fがタクシーで連れて行ってくれたので正直ホテルからの道は分かりませんが、後から調べてみるとこんな感じでした。どうやら地図中のスマイルホテル苫小牧から西側の方が飲み屋街の様です。
店内は落ち着いた雰囲気でカウンターと個室、座敷席があり、Fが予め個室を予約しておいてくれました。個室に入って上着を脱ぐと、店員さんが声をかけてくれて、匂いが付かないように預かってくれました。細やかな心配りが嬉しいですね。
このお店はサントリーのビールを提供していますが、なんとマスターズドリーム(神泡)があります。1杯目は神泡で乾杯!1週間頑張ったご褒美ですね。
お通しは牛筋煮込みがきました。お通しからクオリティ高いです。とろとろに煮込まれた牛筋に甘辛い汁の味が染み込んでいます。続いて焼肉に牛タン、レバー、ミスジと頼んでおいたお肉が続々届きます。牛タンは1枚のサイズが大きく、食べ応えがありながら固すぎずさっぱりした味わいで焼肉の始まりを感じさせてくれます。私はもともとレバー好きですが、このレバーは臭みが無く食べやすいのでレバーがそこまで得意ではない方でも美味しく頂けるのではないでしょうか。ミスジはしっかりと脂が乗っていて、よくテレビ「番組で口に入れたら溶けた」とタレントさんが表現していますが、まさにそんな感じで美味しくて幸せです。
美味しいお肉の他に驚きだったのは、「久保漬けハラミ」なる一品。ホタテやエビの入った壺でそれらのうま味がしみ込んだハラミが来ると思いきや、ハラミだけでなく焼肉用のホタテやエビも入ったオールインワンの一品です。玉ねぎやししとうも入っているのですが、壺の中でばらけないように爪楊枝で留めてあるのが芸が細かくてニクいですね。
この他にも美味しいお肉やワイン、日本酒を楽しみました。
苫小牧にお越しの際は、是非「久保屋」さんをチェックしてみてくださいね。
朝食(ホテル内)
前日気持ち良く食べて飲んだため、朝はゆっくり起床し9時前に朝食会場へ向かいました。朝食は7時から9時半の間に自由に選べるスタイルでした。緊急事態宣言が解除されてコロナも落ち着いてきたためでしょうか、以前函館に宿泊した時のように時間帯を指定する必要はありませんでした。
函館に宿泊した時の記事はこちら⇩
そうはいっても会場は感染対策を徹底しています。会場に入る前に必ず検温と手指消毒、マスク着用の確認があります。料理を取る際はグローブ着用が義務付けられていますし、座席は4人席と2人席でどちらもアクリル板が設置されています。このあたりの感染対策の徹底はさすがですね。
朝食はバイキング形式で品数はそこまで多くないものの、北海道らしい料理が目白押しでした。定番ものではスープカレー(1枚目右上)、味噌ラーメン(2枚目)、道産かみこみ豚のしゃぶしゃぶ(4枚目お盆中左)が提供されていました。私たちは今回最初に取りすぎて食べられませんでしたが、ホッキカレーの提供もありました。ホッキカレーは苫小牧の飲食店で提供されているソウルフード的な存在で、他の地域では見かけたことがありませんのでチャンスがあれば是非食べてみて欲しい一品です。
個人的に好みだったのはジンギスカンスクランブルエッグ(1枚目プレート中左上と4枚目プレート中右上)と苫小牧サラダ(1枚目プレート中右と4枚目お盆中右上)でした。前者はスクランブルエッグにジンギスカンの挽き肉が入っている珍しい一品で、ジンギスカンの味を楽しみつつスクランブルエッグも食べられるという一品で二度美味しい品です。後者はシーフードサラダになりますが、ホッキが贅沢に使われている他甘エビやイクラが入っていて見た目にも鮮やかなサラダです。苫小牧の他のホテルの朝食でもこのに品は提供されるのでしょうか、それともグランドホテルニュー王子オリジナルなのか気になるところですね。
苫小牧駅へ
11時チェックアウトとゆったりなので、朝食のスタートが遅かったのですが、食べ終わってからもゆっくりする時間がありました。行きのJRは普通列車を利用(といよりも普通列車しか選択肢が無かった)しましたが、帰りはせっかくなので特急列車(自由席)を利用しました。
苫小牧11:53発 – 札幌12:39着 特急北斗5号
11:16に苫小牧発の普通列車が札幌に到着するのが12:32なので、この時間差はさすが特急ですね。
ホテルを出ると、王子製紙の煙突が存在感を持ってそびえているのが見えます。客室からはもっと工場の様子が伺えたのですが、写真を撮り忘れてしまいました。。
ホテルから苫小牧駅へは徒歩5分程で着きます。歴史を感じさせる佇まいですね。
お土産
ホテルから駅までの道すがら、途中にある「三星」でお土産を買いました。三星と言えば銘菓「よいとまけ」が有名ですね。ロールカステラにハスカップという北海道特産のブルーベリーのような果物のジャムを挟んだお菓子です。「日本一食べづらいお菓子・・・でも美味しい」というキャッチフレーズで、もう半世紀以上も愛されているのです。日本一食べづらいお菓子なので、一切れずつに包装されたものが売っており私達はそちらを購入しました。
特急列車で札幌へ
普段車移動が多く、JR北海道の特急は昔札幌 – 旭川間を利用したことがあるくらいでした。券売機で苫小牧 – 札幌間の乗車券と特急券を購入し、電車が来るのを待ちます。ところで、乗車券と特急券てなんで別なんですかね。両車の違いは分かるのですが、特急に乗るのが分かっているなら1枚で完結できるものにしてもらえれば良いのに…。
なぜそんなことを思うのかと言うと、改札を通る時に自動改札に本当は2枚一度に通すところを、1枚ずつい通そうとして止められるという恥ずかしい思いをしたからです。改札に「特急券と乗車券は2枚重ねて投入してください」という旨の注意書きを見ていなかった私の落ち度ではあるのですが。1枚にならないのは単純にシステムの問題なんですかね?詳しい人いましたら、教えてください!
特急には指定席と自由席があり、乗車位置が定められていますので予め該当する場所で待っているべきなのですが、どこで待って良いのか分からず私たちが待っていたのは指定席の場所でした。慌てて自由席の方へホームを移動しましたが乗車を促す予鈴が鳴り響き、やむなく乗車し指定席車両を抜けて自由席車両へと移動しました。ホームで待つ場所は大事ですね。
自由席では無事座ることができ、車掌さんにすぐ見せられるようチケットホルダーに券を入れて札幌までの電車旅を楽しみました。札幌に着いて降車し改札に向かう途中でチケットホルダーに乗車券を忘れたことに気づきました。はっとした顔で「乗車券を忘れた!」と言い出した私に、無言で私の乗車券を差し出す妻。なんてできる妻でしょう。「いつ気づくか見てたけどそのまま降りてくから…」ですって。何はともあれ助かりました。チケットホルダーをご利用の際は降車時に注意してくださいね!
まとめ
今回は、滞在時間17時間と短い間でしたが苫小牧でちょっと良いお部屋を楽しみ、平取牛を楽しむ良い弾丸旅行でした。今回宿泊したグランドホテルニュー王子と、夕食で訪れた久保屋さんはどちらもおススメです!苫小牧はJRでも車でも札幌から近いので、苫小牧に訪れる際は是非ご利用してみてはいかがでしょう。それでは、Have a nice trip!